阪神淡路大震災から13年
6434人が亡くなった阪神淡路大震災から丸13年を迎える今日、神戸市では、午前5時から三宮の東遊園地で「阪神淡路大震災1・17のつどい」が開催されました。
毎年、この時期になると私は修学旅行を思い出します。高校の修学旅行中に起こった大災害。とてもショックな出来事でした。同じ宿泊先に宝塚の高校の生徒さん達がいたのですが、自宅や親戚の家が全壊した人もいたらしく、テレビ画面に映る燃えさかる神戸市上空の映像が今でも頭から離れません。
大震災の1年後、私は被災地神戸に住んでいました。
神戸でいろいろな人と出会ったけれど、震災を経験した人は皆ものすごく苦労をしていました。これは、経験したものにしかわからない大変な苦労だと思います。当時の映像を見せてもらいましたが、1年でよくここまで復興したなぁと驚きました。
めちゃくちゃだった三宮駅周辺も私が神戸に来た時には、震災があったとは思えないほどきれいになっていました。
1年でこうだもの。13年経てば、信じられない事だと思います。
今、小学生の子ども達は全く震災の事を知りません。生まれる前の出来事。
この子達が、阪神淡路大震災を知るということは、私がおじいちゃんやおばあちゃんから戦争の話を聞くようなものなのかなと思ったりします。
でも世代が代わっても受け継がれて行かなければならない出来事なんだと思います。
今日、こんな素敵な出会いを発見しました。
当時大学生だった青年が、母に宛てた手紙が歌になったというお話です。この息子さんは震災で他界されたそうです。息子さんの事をあるブログで知り、心をうたれた作曲家の奥野勝利さんが、この手紙に曲をつけて歌にしたのだそうです。奥野さんは33歳で、この息子さんと同い年だそうです。歌になった詞は、彼のお母さんだけでなく多くの人の心の中で生き続けることでしょう。
詳しくはこちらでどうぞ!http://www.voiceblog.jp/utopiastreet/car4.html
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「親愛なる母上様」 作詞:うしくん(加藤貴光)
あなたが私に生命を与えてくださってから、早いものでもう二十年になります。
これまでに、ほんのひとときとして、あなたの優しく温かく大きく、
そして強い愛を感じなかったことはありませんでした。
私はあなたから多くの羽根をいただいてきました。
人を愛すること、自分を戒めること、人に愛されること……。
この二十年で、私の翼には立派な羽根がそろってゆきました。
そして今、私はこの翼で大空へ翔(と)び立とうとしています。
誰(だれ)よりも高く、強く自在に飛べるこの翼で。
私は精一杯やってみるつもりです。
あなたの、そしてみんなの希望と期待を無にしないためにも、
力の続く限り翔び続けます。
こんな私ですが、これからもしっかり見守っていてください。
また逢える日を心待ちにしております。
最後に、あなたを母にしてくださった神様に感謝の意をこめて。
翼のはえた“うし”より
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